皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
本研究会は神経代謝疾患の臨床や研究、看護、創薬などに関わるすべての関係者が一層の連携を行い、より良い医療と生活の質の向上に向けた取り組みを推進することを目的とし、2016年に発足し、今回で第10回を迎えることとなりました。これもひとえに、長年にわたりこの研究会を支えてくださった皆様、製薬企業のご支援とご参加の賜物と、深く感謝申し上げます。
今回の大会テーマは、「神経代謝病の診療・研究の発展と課題~いかに見いだし、育み、未来へつなぐか~」です。「見いだす」できる限り早く、一人でも多くの患者を見つけること。新生児スクリーニングの技術革新と、臨床の現場での鋭い洞察の両方が、そのために欠かせません。「育む」診断がついた後こそ、本当の支援が始まります。治療の継続、日常生活のサポート、学校・社会への橋渡し、成人期・老年期を見据えた生涯管理。患者と家族が孤独を感じずに歩めるよう、多職種のチームが連携して支えます。そして「未来へつなぐ」新しい治療法の研究、若い世代の臨床家・研究者の育成、そして患者の経験や声を次の医療に活かすこと。今日の取り組みが、明日の希望につながります。神経代謝病に関わるすべての皆様が、ぜひこの場を通じてつながり、共に考え、次の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
末筆ながら、皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
2026年3月吉日